中山間部や過疎地域の「通信インフラ空白エリア」をプライベートLoRaで解消

エヌエスティ・グローバリスト株式会社 (本社:東京都豊島区、代表取締役 山本直)は、国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学と共同で、「通信インフラ空白(携帯電波圏外)」を250mW高出力無線通信技術(プライベートLoRa)の通信インフラ構築を行い各種サービスの活用実証を2023 年6 月から開始いたします。

当社は、いち早く長距離無線LoRaに着目して2015年にデジタル防災放送無線の取り組み、2022年までに約200事例の導入立ち上げ実績を誇ります。この経験で培ったプライベートLoRa技術テクノロジーを活用して、デジタル田園都市国家の実現に向け、携帯電波圏外やWiFiなど通信インフラが整備されていない中山間地域や過疎地域の他にも、鉄蓋マンホール内部の埋設設備(以下、通信インフラ空白エリア)のIoT化を推進しております。

具体的には、NSTG独自技術である“250mW高出力無線技術/多段中継ホップ”を活用して自営ネットワークを手軽・簡単・安価に広範囲エリアを網羅させて公共通信設備につながる場所までの通信補完としてLoRaネットワーク構築を行っております。また、あらゆるセンサーやIPカメラを連携させて自然災害の予兆・獣害対策の負担軽減・林業従事者の労働安全など地域の課題解決に向けたソリューションサービスの提供にも取り組んでおります。

高出力250mWプライベートLoRa無線構築

今回、岐阜大学と連携して岐阜大学を拠点に中継局を8カ所に設置して、250mWプライベートLoRaで広範囲エリア(下図)をカバーさせる無線ネットワークを共同で構築いたします。

地図

ソリューションサービス利用実証

サービス名:SR-APPEAR

 特 長  :あらゆる計測センサーとの連携

サービス概要:市販の計測センサーには、アナログ(4-20mAまたは0-5V)やデジタル(無電圧)によってデータ出力されます。

       これらのあらゆる計測センサーを可視化し異常値になった場合、管理者にメール通知。

サービス名:SR-IMAGE

 特 長  :計測センサーと静止画像のデータ取得

サービス概要:NSTG独自技術で画像高圧縮と分割パケット通信で画像転送を実現。計測センサーの異常時や遠隔地から現場状況を

       確認することができ、現場に出向く必要はありません。

サービス名:SR-LINK

 特 長  :スマホと連携して位置情報・チャットでの情報伝達

サービス概要:スマホは携帯電話回線がつながる場所でしか役立ちません。GPS(位置情報)や情報伝達にチャット(テキスト文字)

       、SOS(緊急通知)をスマホ所持者と管理者でコミュニケーションを図る。

LoRaネットワーク構築 製品ラインナップ

製品ラインナップ

実証の概要

高出力250mWプライベートLoRa無線構築

エヌエスティ・グローバリスト株式会社が保有する独自の高出力250mW長距離無線通信規格を活用し、岐阜大学を中心に中継局:8カ所を設置し、通信空白エリアにおける通信インフラを構築します。

NSTGが提供しているソリューションサービスの利用価値

高出力250mWプライベートLoRa無線ネットワーク上で、エヌエスティ・グローバリスト株式会社の各種ソリューションサービスの有効性を確認いたします。

新たなソリューション発掘・創造

実証期間中にデジタル田園都市国家の実現に向けて、地域が抱える課題やニーズの把握に努めます。

プレスリリース


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プレスリリース(国立大学法人岐阜大学 共同実証).pdf
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